自尊感情とは自分を尊重する気持ちです‥

心理学系の用語の中で、最も使い分けに困ってしまうのが「自尊感情」と「自己肯定感」だと思います。自尊感情は「無条件」に受容、承認されるときに起きる感情のことで、自分の存在そのものを認めています。

自尊感情が、あるがままの自分を大切にするのはもちろんですが、「知らないこと、できないことがある自分の限界を受け入れる」という姿勢が真の謙虚さの背景にあるので、メタ認知能力(自分を客観視する)に深く関わっています。

一方、自尊感情の低さは、「見栄えの悪い自分」を受け入れることができないので、勇気引きこもりや社会に適応ができない状態や、自傷行為や自殺などの社会的問題を引き起こす一つの要因にもなっています。

加えて、自己肯定感と同じ感覚で使うのが自尊心やプライド。それらは意味合いが異なる時に自分でも完結できますが、他人との比較でも生まれます。

最後に自信と自己肯定感については、自信があるから頑張るではなく、自信がなくても「一生懸命やって失敗しても後悔はない」と思える自分への信頼が自己肯定感です。 

多くの悩みは自尊感情とつながっています‥

自尊感情は、私たちが発する言葉、態度、行動、判断、感情など、人生のあらゆることに大きく影響しています。自尊感情は「心の健康」を測るバロメーターでもあります。

人間関係で悩む人、恋愛に苦しむ人、ゆううつな気分になりがちな人、自分は不幸だと悲観的にとらえる人などは、自分に対して肯定的な評価を抱いている状態 にあり、そこから悩みを抱えてしまうのです。

近年、当相談室にも、生きづらさを訴えカウンセリングに来る人が増えてきました。自尊感情は、社会環境と密接に関係しています。どんなに自尊感情の高い人でも、ストレスやプレッシャーに持続的にさらされると自尊感情は低くなってしまいます。裏を返せば、自尊感情が低い人であっても環境、人間関係によって自然に自尊感情を回復させることができるのです。

自尊感情が回復すると人間関係に悩まなくなります‥

自尊感情は、自分をどのようなレベルで受け入れるかという感覚でもあります。この感覚はその時々で変化ていきます。まるでジェットコースターに乗っているかのように、上がるときは興奮し、下がるときは恐怖感が増します。

自尊感情を回復させた人たちは、このアップダウンのスピードに対して柔軟に対応できます。急降下する場合でも、自分には安全ベルトがあるという安心があり、墜落するのではないかとの過度に怖がったりはしません。上昇するときも同じで、必ずまた下がることを知っているため、前もって心構えができているため、自分の感情に振り回されたりすることもあまりありません。

自尊感情が回復すると人間関係に悩まなくなるのもここにあります。周囲から非難されても、そのショックが尾を引くことはありません。それで一時的に自尊感情が下がったとしても、大きく振り回されたりしないのです。また、自尊感情が穏やかな人には、自分に対しても肯定的な評価をもっています。

自尊感情を高めるには自分に関心を向けること‥

自分の生き方や考え方に確信がもてなかったり、常になにかしらの不安や心配ごとを抱えていたり、周りの目が気になって仕方がなかったり。そういう人は、自尊感情に問題があると言えます。自尊感情を高めるには、まず自分を愛することが大切です

自分を愛せている人は、悪いことが起こっても、自分を責めません。「そんなこともある」と受け止めて「大丈夫」と自分を慰めることができるので、心の回復が早いのです。悩みがあるときも、他人の意見や評価に振り回されるのではなく、自らと対話しながら解決法を探ることができるので、ムダなエネルギーを使うことなく、思い描く成功に早く近づけます。

自尊感情回復レッスンには自尊感情を高めるさまざまなスキルを紹介します。
「自尊感情を高めるためには、なによりも自分をよく知ることが大切です。紹介するレッスンも、自分に関心を向けるところから始まります。重要なのは、メソッドを実行し習慣づけること。初めは気恥ずかしかったり、ぎこちなさを感じたりするかもしれませんが、3ヶ月も続ければ、自分の自尊感情が高まっていることに気づき、楽しくなってくるはずです。

「自分の考え方のクセ」を知ることから‥

「肝心なところでいつも私は失敗する」「うまくいかないのは全て私の責任だ」、気持ちが落ちこんだり不安になったりすると、無意識にこんな言葉を使うことはありませんか?

私たち人間には、皆それぞれに考え方のクセ(認知の歪み)があります。
あまりにも自然で慣れ親しんだ考え方なので、それが自分の考え方のクセだと気がつかないことも多いものです。しかし、その考え方のクセに気づくことができれば、自分を振り返り、気持ちを整理していくなかで、気づくきっかけをつかもことができます。 

考え方のクセを変えていくことは一朝一夕で変えるできることではありませんが、出てくる「感情」「身体」「行動」が自分にとって不利益を与えるものであれば、「変える」というよりは、あらたな柔らかい考えを作り出し「かぶせる」「少しずつずらしていく」ことは出来ると思います。

クセのある考え方をまったく「0」にすることは難しいですが、まずは、自分のクセを認識して、それに代わる新たな「柔らかい考え」を作り出すことができれば、湧きだす感情を少し治めて、心身の反応を制御して、自分にとってメリットのある行動をとることができるようになるはずです。 

「考え方のクセ」が変えれば、感情や行動が変わる ‥

生きづらさの原因は「自分はこういう人間だ」という思い込みにあります。こうした思い込みや固定観念から離れることができれば、「なりたい自分」に近づくことができます。

なりたい自分と言っても、それは「夢を叶えてキラキラした自分」ではありません。それは「人前に出ても緊張しない自分」であったり、「人の顔色を気にしない自分」であったり、「ちょっとしたことでイライラしたり、クヨクヨ落ち込んだりしない自分」のことを指しています。

ただ、どのような姿であれ、これまでの考え方を手放すにはとても大きな勇気と継続した忍耐が要ります。まずは、今までと違う考え方や行動をしていた自分自身をOKとしてあげることが大切です。 

人間は感情の生き物です。人間は社会的動物であり、感情にとらわれる自分もまた、一定の社会的な立場を持つ存在です。ネガティブな感情から目をそらすのではなく、はっきりと自覚し受け止めることです。それだけでも、かなり楽になります。人間関係のなかで経験する嫌な気持ちもエネルギーに変えていけば、幸福な人生へと近づいていくはずです。  

自尊感情を下げる「承認欲求」を手放していく‥

「周りから評価されたい」「自分を認めて欲しい」、このような思いは、誰もがこれまでの人生で持ったことがあるのではないでしょうか。承認欲求とは、このような誰にでもある欲求のひとつです。

承認欲求があることは決して悪いことではありません。とても人間らしいことだと思います。「認められたいから頑張る」というように、承認欲求がモチベーションとなることもあります。

承認欲求は厳密には2つに分けられます。他人からの賞賛を求める「他者承認欲求」と、自分で自分を承認する「自己承認欲求」の2つがあり、承認欲求は自尊感情にも大きく影響を及ぼします。

感情の起伏に振り回されない自分をつくる‥

ついイライラしてスイッチが入ってしまうと、感情的に怒ってしまうということがあります。なんとかコントロールしようと思っても、なかなか自分でコントロールすることは難しく、それで悩んだり困って売る人は多いと思います。

実は、一度怒ってしまうとなかなかコントロールできない、感情的になって怒るのをやめたいのにやめられないと言うのは、知らず知らずのうちに感情を我慢したり、抑え込んでしまって溜まりに溜まっている心のサインなんです。

不思議ですが、感情って我慢したり、抑え込んでしまうほど心に溜まってしまうという性質があります。
 
例えば、幼い頃から‥

  1. 親に本音で話すことができない環境だった
  2. 話してもちゃんと話を聞いてもらえなかった
  3. 一方的に親の考えを押しつけられることが多かった

こんな経験を親との間で積み重ねているなら、その裏側で自分の感じていることや思っていることを我慢したり、抑え込んでしまうクセがついてしまいます。

感情をコントロールできるようになるためには、溜まっている感情を吐き出して、自分が「本当はどう思っているのか?どうしたいのか?」自分の心の中を見つめることです。

自分を責めたり、自己嫌悪に陥ってしんどくなってしまう苦しい気持ち、「なんでいつも同じことを繰り返してしまうんだろう?」とグルグル思考に迷い込んでしまいます。どんな感情であれ、まずは思う存分吐き出して楽になることです。

どうやったら輝きを取り戻すことができるのか?

「自尊感情回復レッスン」の大きな特徴は、あなたが歩ゆんでいく人生の道のりを見極めるという点にあります。誰でも大金持ちになれるとは私は言いません。誰でも自分の好きな人のハートを射止めることができるとも私は言いません。

それでも人それぞれに相応しい生き方があり、幸せになっていくための人生への道のりが当然あなたにも用意されています。人生という山に登るルートはたくさんあります。どのルートを選ぶかはあなた次第です。堂々巡りの人生から抜け出したいのであれば、自分にはどんなチャンスや可能性が広がっているか、何が問題になり道をふさいでしまうのか、それを知ることが大切です。

自尊感情回復レッスンでは、あなたが今よりもより幸せな人生を進むための鍵となる課題を明確にし、その課題を乗り越えるためのサポートを行っていきます。

課題を乗り越えることができれば、新しい人生の道が拓けてきます。あなたらしい輝きを取り戻していくことは可能です。ぜひ、自尊感情回復レッスンを受講してもらいたいと思います。あなた自身が本来の輝きを取り戻すことを、私はあなたと共に喜びたいのです。 

働く女性のために‥

仕事や恋愛で行き詰っていることはないですか? 私はもっと輝いてもいいはずだと思っていても、幸せになることを怖れるような気持ちが、心の中に隠れていることに、本当は気づいていませんか?その感情は、自分自身の足を引っ張ります。

どうしたらその感情を変化させることができるか、それがわかれば、自分自身の足を引っ張ることを止めさせることができます。そこから、あなたは自分の人生を変えていくことができます。自尊感情回復レッスンでは、その感情を変化させ、あなた自身を輝かせていくための、心の開拓をしていきます。

幸せを怖れる気持ちを、自分を信じる気持ちへと変えていけるよう、一緒にその感情を見ていきましょう!あなた本来の輝きを取り戻していくため惜しまずお手伝いをします。 

初級クラス‥

自尊感情を自然に上げていく方法を学びます

初級クラスでは、いつもなにかに「振り回されている」と感じている方へ、解消の手がかりをお話します。 仕事や生活に追われていると、やるべきことを整理しようとしても追いつかず、頭はどんどん混乱していきます。そんなときどうすれば頭がすっきり整理でき、まわりの環境や人間関係にも振り回されたりしなくなるのでしょうか。 

絶えず他人と比べて劣等感を募らせ、自分の置かれた環境を恨み、自分の性格に問題があるのではないかと自己採点を繰り返してしまうのです。「自分とは一体どういう人間なのか」「今、やろうとしていることは正しいのか」「このままやり遂げられるのか」という思いや悩みに取りつかれること自体、考えてみれば自尊感情とつながっている問題なのです。

幸せになるためのあらゆる方法やコンテンツが飛び交っている時代ですが、本当の幸せはどういうものかは、穏やかな自尊感情のなから生まれるのです。自尊感情こそが複雑な時代を生き抜くための最強の武器なのです。

上級クラス‥

自尊感情回復の講師を目指す方のための学習です

落ちた自尊感情を回復させることは今からでも遅くはありません。簡単に回復できる人もいれば、時間がかかる人もいます。その過程が苦しくて諦めてしまうこともあるでしょう。しかし、正しい努力を継続していけば間違いなく自尊感情は取り戻せます。

自尊感情は、私たちが発する言葉、行動、判断、感情など、人生のあらゆることに影響していきます。また「心の健康」を測るバロメーターでもあります。人間関係に苦労する人、恋愛に苦しむ人、ゆううつになりがちな人、自分は不幸だと考える人などは、自尊感情の低さからきているのです。昨今のように生きづらさを訴える人が多いときこそ、自尊感情が一番重要になってくるのです。

心理カウンセラー、自尊感情回復レッスン講師を目指す方のための講義の特徴としては、理論的学習のみならず、自尊感情を育てるために日々実践を積み重ねていきながら、自尊感情回復のノウハウを学んでいただきます。

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